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響(ひびき)は、日本海軍の駆逐艦。吹雪型(特型)の22番艦(III型の2番艦)である。この名を持つ日本海軍の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)「響」に続いて2隻目。 太平洋戦争で戦火により3度の甚大な損傷を蒙ったにもかかわらず沈没せず、終戦まで生き残った強運ぶりと活躍から「不沈艦」〔#響の栄光〕、「不死鳥」〔#証言宮川〕、「戦争を生きのびる運命の艦」〔#響の栄光 p.555〕などと形容された。 == 艦歴 == 舞鶴工作部で1930年2月21日起工され、1933年3月31日竣工し〔「第1439号 8.4.1 響」p.1〕、第六駆逐隊に編入された。 1934年11月から「雷」、「電」と共に第六駆逐隊を編成し〔「暁」は竣工当時は第十駆逐隊に所属しており(#響の栄光 p.121)、第六駆逐隊に編入されたのは第十駆逐隊解隊後の1939年11月から。〕、1940年11月、第一艦隊第一水雷戦隊に編入。間もなく12月から1941年8月まで三菱横浜船渠で特定修理が行われるが、その間タイ・フランス領インドシナ紛争停戦に関わる示威運動のため1941年1月23日から4月1日まで日本を離れる〔#田村 (1) p.61〕。特定修理では、九三式探信儀と九一式方位盤を装備した〔#田村 (1) p.52〕。13ミリ機銃〔単装か連装か、また基数は不明。(#田村 (1) pp.55-56)〕の25ミリ機銃への換装も計画されていたが、供給問題により換装は実施されず〔、この状態で太平洋戦争を迎えた。なお、特定修理の実施により紀元二千六百年を期して10月11日に東京湾で行われた奉祝観艦式〔日本海軍最後の観艦式〕には参加できず、乗員は名誉にあずかることができなかったことに悔しい思いをした〔#響の栄光 p.15〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「響 (吹雪型駆逐艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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